男性不妊のサプリ

精子の材料を確保するサプリ

精子や精液の材料として、最も多く必要なのはたんぱく質。その他にもコレステロールや色々なビタミン、ミネラルが使われています。

男性不妊のサプリの基本はバランスよく栄養素を摂ることです。 男性不妊のサプリに大事なのは、栄養素をしっかりとる事です。

新しい精子が作られ始めてから、精子として一人前になるまでには3ヵ月程度かかるので、男性不妊のサプリの効果が表れ始めるのは4ヵ月目以降です。

精子の質は目に見えるものではないので、自分で確認のしようがありませんよね。ですから、利用しているサプリメントが自分に合っているかの判断は、「体の調子が良いと感じるか」を判断基準にしてみてください。

男性不妊には亜鉛のサプリ

亜鉛は性能力をアップさせるミネラルの代表的存在です。 亜鉛はホルモンの分泌をうながし、精子や卵子をつくる能力を強化します。

生殖器官の発達、生殖能力の維持にも欠かすことができません。 精液検査が正常な男性と男性不妊患者では、精液中の亜鉛濃度に差があったという調査結果もあります。

亜鉛は「セックスミネラル」と呼ばれ、精液の濃度・量・運動率の向上に一役買っています。

亜鉛は様々なホルモンの合成や分泌調節に関わっているので、男性ホルモンがしっかり働くためにも大切です。 亜鉛は、牡蠣や牛肉、ゴマなどに多く含まれています

精子の質を良くするビタミンEのサプリ

抗酸化物質の代表でもある栄養素ビタミンE ビタミンEは、精巣の機能を高める、精子数の増加、精子の運動率を上げると言われています。

精巣の機能を高め、精子の数を増加させると言われています。 さらに精子運動量を上げてくれるので、受精の確立を高めてくれると言われています。

実験でビタミンEを毎日200rずつ投与した場合、精子数は4ヵ月後から増えはじめ、10ヵ月後には10倍近くになったという報告もあるそうです。

コエンザイムQ10のサプリ

コエンザイムQ10の補充は軽度の精索静脈瘤の男性不妊患者の抗酸化能力を高め、精子濃度や精子運動率を改善させることがイタリアで実施された試験で確かめられたようです。

コエンザイムQ10を男性不妊用の患者を対象とした海外での試験で、1日200mg使用した結果、精子の運動能力が改善されたという報告があります。

コエンザイムQ10は、抗酸化とエネルギー生産の両方に関わっている補酵素です。

コエンザイムQ10は元々吸収率が低く、製品によって吸収率や利用効率に差があるため、「含有量が多い=効果がある」ではありません。

不足すると精子の数が減り、運動率も下がるセレン

セレンの推奨摂取量は約30μg、上限が450μgと言われています。

セレンは、抗酸化効果を持つミネラルで、精子の量や運動率を向上してくれる効果もあり生殖機能に大切な栄養素です。

セレンの抗酸化作用により、体内で作られた精子を活性酸素から守ってくれるので、精子の生成をサポートし、精子の数が減少するのを予防してくれます。

セレンが含まれている食材100g中の含有量、かつお節 320 μg、いわし 130 μg、ホタテ 74 μg、さんま(焼き) 44 μg、あじ 77 μg

精子の奇形率を減らす葉酸

厚生労働省の発表によれば、妊婦は食事から480μgの葉酸を摂ることが推奨されています。

男性の葉酸摂取量としては、食事以外で女性の約半分の1日あたり240μgが葉酸サプリメントで摂取するよう推薦されています。

男性側の葉酸不足が原因で精子の奇形率があがるといわれています。

男性不妊治療の病院でよく出されるサプリメントL-カルニチン

L-カルニチンは、不妊治療で医師の指導の下、使用されることもある成分です。

L-カルニチンは、海外で行われた試験で1日1〜4g使用した結果、精子の運動能力が高くなったという報告があります。

日本ではサプリメントとしての上限量が1000mgなので、個人で利用するには、安全のため、これを上回らない範囲に!

精子の増殖を活性化するアルギニン

アルギニンは「アミノ酸の父」と呼ばれ、男性の生殖細胞の80%を構成します。 精子の数を決めるのは一番最初の精原細胞の分裂です。

細胞分裂のスピードを成長ホルモンが刺激することで、結果的に精子を増やすことができるのです。アルギニンは成長ホルモンの分泌を促します。

鶏肉に含まれるアルギニンの量は、皮なしの胸肉で1500mg含まれています。

手軽にアルギニンを摂取したいという場合は鶏肉は最適な食品ということが言えます。