キャッツクローはペルーではリウマチ特効薬として愛用

リウマチの専門医も実証

リウマチは関節や筋肉の疼痛性疾患で、今なおリウマチは原因不明のケースが多く、完治がむずかしい現代の難病の一つといわれています。

リウマチは古代ギリシヤ時代から知られているように、古くから人類を悩ませてきた病気です。現在、わが国の患者数は全国に40万人以上と推定され、根本的治療法の確立が急がれています。

キャッツクローのリウマチに対する効果は、ペルーではインカの時代から知られていたようで、先住インディアンの間ではリウマチか関節痛の生薬として愛用していたことがわかっています。

実際、ペルーでは民間生薬としてこのキャッツクローがリウマチの特効薬として広く知られていますし、入手が比較的可能となった現在では、天然の抗炎症剤としてよく使われています。アメリカでも、その効果については専門医の間で知られており、現在、コーネル大学医学部をはじめ複数の大学研究機関がペルーを訪れ、キャッツクローの薬理作用について研究を行なっています。

そのなかの一つに、リウマチ専門医のサラザール医師がまとめた研究があり、15人の専門医が40人のリウマチ患者にキャッツクローを投与し、偽薬(プラセボ)を投与した他の40人のリウマチ患者群と比較検討した結果が報告されています。
それによると関節痛や夜間の痛み、朝のこわばりなど多くの診断項目において統計的に有意に改善したことが実証されています。

キャッツクローの持つ「鎮痛・抗炎症作用」

薬理学的にみても、これまで確認されているキャッツクローの六つのオキシインドールアルカロイドと呼ばれる物質のうち四つのアルカロイドには、免疫増強作用や有害異物の食菌作用などの働きがあることが実証されています。
さらに、これらの物質が相乗的に作用して、生体内で鎮痛効果や抗炎症効果など有益な効果を発揮することがわかっています。
とくに、痛みの軽減効果は、これまで一般に普及している健康食品では見られなかった効用であり、このキャッツクローの持つ「鎮痛・抗炎症作用」は、毎日痛みで苦しんでおられるリウマチなどの慢性疾患患者には非常に恩恵をもたらしてくれるものと期待できます。