キャッツクローの抗炎症作用

6つのアルカロイドの相乗的な作用が、抗炎症作用や鎮痛効果に結びつく

「免疫増強作用」と並ぶキャッツクローのもう一つの代表的な効果は「抗炎症作用」です。炎症とは一般に、「細菌・薬品・物理的作用などに反応して、体の一部に発赤、腫脹、疼痛、発熱などを起こす症状」のことをいいます。本来この炎症は、体を守る防衛反応なのですが、炎症そのものが患者を苦しめる結果になる場合があります。たとえばリウマチは炎症性疾患の代表的な病気です。

全身の関節がおかされて腫脹し、痛むだけでなく、微熱、全身のだるさ、食欲不振などにおよび、進行すると骨の破壊にまで進むことがあり、患者にとっては大変な苦痛です。

これらの炎症を抑えることができれば、その症状の苦しみから解放されるわけですが、キャッツクローはこの炎症を防ぐ効果が非常に強いのです。その理由は、6つのアルカロイドの相乗的な作用が、抗炎症作用や鎮痛効果に結びつくと考えられていますが、アルカロイド以外の有効成分の働きもこれに貢献しています。

その有効成分として現在わかっているものに、抗炎症作用のあるキノビック酸、防カビ・抗菌作用を持つ安息香酸、抗潰瘍作用のあるポリフェノール系物質(カテキン)などがあります。

キャッツクローの持つ「鎮痛・抗炎症作用」

薬理学的にみても、これまで確認されているキャッツクローの六つのオキシインドールアルカロイドと呼ばれる物質のうち四つのアルカロイドには、免疫増強作用や有害異物の食菌作用などの働きがあることが実証されています。
さらに、これらの物質が相乗的に作用して、生体内で鎮痛効果や抗炎症効果など有益な効果を発揮することがわかっています。
とくに、痛みの軽減効果は、これまで一般に普及している健康食品では見られなかった効用であり、このキャッツクローの持つ「鎮痛・抗炎症作用」は、肩こり・腰痛の毎日痛みで苦しんでおられるリウマチなどの慢性疾患患者には非常に恩恵をもたらしてくれるものと期待できます。